紙・文房具・印刷好きにはたまらない! 神保町で行われた活版印刷のイベント「活版TOKYO」に行ってきました。実際に活版印刷を体験したり、あのおじいちゃんノートで有名な中村印刷所の社長にお会いできたり…と、凄く充実した1日でした。今回はイベントレポートをお届けします。
活版TOKYOとは?
活版TOKYOとは、東京の神保町で開催される活版印刷のイベントです。2015年に第1回目がスタート。今年で2回目の開催になります。2016年7月1日~3日までの3日間行われました。
そもそも活版印刷とは?
活版印刷(かっぱんいんさつ)とは、活版(活字を組み合わせて作った版)で印刷すること。 wikipediaより
活版印刷は古くから伝わる印刷技法です。文字や絵の版にインクを付け、活版印刷機でプレスし、紙に転写させます。なんとも言えないインクと紙の風合、そして紙にできる版の凹凸が魅力です!
今の日本では活版印刷を目にする機会が減りましたが、名刺やDMなどに使われています。
活版印刷体験や文房具の販売!
活版TOKYOでは、実際に活版印刷が体験できるワークショップや、ペーパーアイテム、文房具の販売などなど…。紙好きにはたまらないイベントが目白押し! 今回は色々お話が聞けたブースをご紹介したいと思います╭( ・ㅂ・)و
活版印刷体験ができる「紙成屋(かみなりや)」
紙成屋(かみなりや)は、活版印刷・活版名刺のお店です。こちらのブースでは、なんと無料で活版印刷体験ができました!
色々な厚みの紙から好きな紙を1枚選びます。数十種類の紙があるので、どれにしようか目移り…!
選んだ紙にいざ印刷! 手フート印刷機と呼ばれる機械を使います。紙をセットしてもらい、レバーの部分を少し力を入れてグイッと下げます。紙と版がギュッと合う感覚が手に伝わりました! そーっとレバーをあげると…。
活版印刷カードの完成です! 紙の凹凸感がたまりません。ちなみに、印刷した紙は今後発売予定の1枚1枚絵柄(紙の風合い)が違うカードサイズの和紙です。…す、素敵すぎます。
Twitterで話題!おじいちゃんノートの「中村印刷所」
ブースを見ていると、このノートはもしや…! Twitterで話題の「おじいちゃんノート」が販売していました。
おじいちゃんノートと呼ばれる「ナカプリバイン 水平開き 方眼ノート」は、パタンと180度水平に開くノートです。ノートの真ん中に継ぎ目がでないので、1枚の紙として使えます。最近、やまぐちも愛用していました。
そして、ブースにいらっしゃったのは、まさか…!
「中村印刷所」の社長、中村さんご本人! 笑顔で写真に応じて下さいました。
新商品の手帳サイズの A6ノートや、ファンにはたまらない都電ノートを手に取りつつ、ノート作りのこだわりや開発秘話などなどたくさんのお話が伺えました。中村印刷所の技術力に脱帽です…。
ちなみに「おじいちゃんノート」は社長ともう1人の、2人のおじいちゃんで開発されたそうで、Twiiterで紹介したお孫さんは、社長のお孫さんではなく、もう1人のおじいちゃんのお孫さん…だった! というお話にカルチャーショックを受けました!
美しいデザインに一目惚れ「tokyo pear」
テキスタイルのような美しいデザインの「tokyo pear」は、ご夫婦で活動されているデザインユニット。
旦那様が印刷、奥様がデザインを担当しているそうで、1枚1枚手作り。
商品はポストカードやミニカードなど、特別な時に使いたいデザインがたくさん。2、3色刷りの版の色使いと、細かなデザインが素敵です。見ているだけで、うっとり。
触ると活版印刷の凹凸感が強く、モコモコしていて気持ちいいです。
雑貨のデザインがキュート「活版研究会」
「活版研究会」略して活研のブースには、カードやしおりなど可愛い雑貨がたくさん!
活版研究会は、神保町で働くデザイナーさんたちが集まっているそうで、どのアイテムも洗練されたデザイン。特に猫のモチーフがついたものが多く、可愛かったです。
大満喫の活版TOKYO!
他にもワークショップや活版印刷のショップがたくさんありました! 神保町の会場は大人気で、今回は混雑でワークショップには参加できず。次回は予約して参加したいと思います。
活版印刷に触れたり、色々な方とお話しできて充実のイベントでした!
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