20代~30代の女子に密かに人気のカルチャー「ZINE(ジン)」って知っていますか? 聞いた事あるかたも、初めて聞く方も分かりやすくZINEについてまとめてみました。ZINE・リトルプレス・同人誌との意味の違いもしっかり調べてみました。
「ZINE」って何?どんな意味?
「ZINE(ジン)」は個人で作った本のこと。名前の由来は「Magazine(雑誌)」の“ZINE”が語源と言われています。
諸説ありますが、1950年代にアメリカの詩人たちが自分たちで詩集を制作したのがはじまりと言われている説が強いです。
ちなみに「ZINE(ジン)」は「リトルプレス」という呼ばれ方もします。「リトルプレス」は少部数で発行する自主制作の出版物のことです。
「ZINE」の3つの特徴
- 個人的に作った少部数の出版物
- テーマが自由!
- 体裁も自由!
ZINEの最大の特徴は、とにかく全て「自由」なこと。写真・イラスト・コラムなど内容も自由です! そして体裁も自由なので、コピーしてホッチキスで閉じるだけで…もうZINEの完成です。
同人誌とZINEは何が違うの?
ZINEと聞いて、真っ先に思いついたのが“同人誌”です。「同人誌とZINE(リトルプレス)は何が違うの?」と思い、結構調べました。
結論から言うと、同人誌もZINEも定義が「自分で資金を出して制作された本」なので一緒です。
ZINE!
と言えばZINEになりますし、
同人誌!
と言えば同人誌になります。人間言い切ることは大切です( ˘ω˘ )
…とはいえ、なんとなーく分かれている傾向があります。
【同人誌の特徴】
- 漫画、アニメ、ゲームの二次創作が多い
- 内容は漫画、イラスト、小説がメイン
- 日本では自主制作の本=同人誌の認識が強い
【ZINEの特徴】
- テーマはオリジナルやニッチなものが多い
- 内容は写真、絵、文章など様々
- ポートフォリオ代わりに使うことが多い
という印象です。もちろんオリジナルの同人誌もありますし、漫画のZINEもあるので一概には言えません。
同人誌の定義自体も所説ありますが、一般的には同人誌は、個人が資金を出し作成する雑誌のことを指します。「リトルマガジン(リトルプレス)」と呼ばれることもあることから、日本では先に「同人誌」という言葉が浸透し、後から「ZINE(リトルプレス)」の概念が浸透している。海外の場合は、「同人誌」の言葉よりも「ZINE」の概念の方が強いという違いになる印象があります。
同人誌・ZINE・雑誌のなんとなくの違い
こちらも、やまぐちの主観でまとめてみました。
ZINEは手作り感が強いです。10円コピーしたものから、1冊1冊表紙の色が違うなど、手作りの味やこだわりが強いものが多いです。本の形式に縛られず、ポストカードやグッズをつけたりと自由度が高いです。
最近の同人誌は印刷所に頼むものが多く、本の装丁もしっかりしていて商業誌に近くなってきた印象です。
ZINEが買えるお店
MOUNT ZINE
- 住所:東京都世田谷区駒沢2-40-6
- 公式サイト:http://zine.mount.co.jp/
古民家をリノベーションした「MOUNT ZINE(マウントジン)」は日本でも数少ない、を専門で取り扱っているお店です。壁一面に100冊以上のジンがずらり。写真は移転前のお店です。
おすすめのZINE(リトルプレス)本
ZINEやリトルプレスについて詳しく知りたい方におすすめの本ご紹介!
ZINE入門
ZINEの発祥のルーツや、作り方。ZINEが買える本屋など…ZINEの歴史や日本におけるカルチャーがギュッと詰まった一冊。
girls ZINE
女の子向けのZINE・リトルプレスのアイディアが詰まった本! 海外アーティストのZINEや国内の作家さんのインタビューなど。たくさんのZINEが紹介されています。
ZINEのフムフムポイント
密かに話題のZINEがアツい!
やまぐちは、ずっと前から何か1冊本を作ってみたいなーと思っていました。
学生時代は「…となると同人誌なのか!?」と思いましたが、漫画が描けず断念。
ZINEやリトルプレスを知った時に「コレだ!」と思いました。
今年はZINE作りやイベント情報など色々と発信していこうと思います(*´◡`*)
コメント
コメント一覧 (2件)
最新記事が2016?
狂行さん
コメントありがとうございます!
2016年に書いたものを加筆・修正しております。
時間がある時に新記事として書き直したいと思います。
ご指摘ありがとうございます!